安全衛生講習:海外大学生向け特別ワークショップを開催!
2024.12.05 エンジニアリング教育
海外からのエンジニアリング大学生を対象に「安全衛生講習」の特別ワークショップを実施しました。このワークショップは、日本の産業現場で必要な安全衛生の知識を英語でわかりやすく伝えることを目的としています。学生が安心して実践的な学びを深められる環境を作るため、特に海外からの参加者に配慮した内容で構成されました。
参加者の属性
今回の安全衛生講習に参加したのは、主に以下のようなバックグラウンドを持つ海外大学生たちでした:
- 参加人数:22名
- 出身国
- マレーシア パハン アルスルタン アブドラ大学 (Universiti Malaysia Pahang Al-Sultan Abdullah)、略称 UMPSA
- 専攻分野
- 電気工学、ロボティクスなど、エンジニアリング関連の専攻が中心。
- 安全衛生の知識がキャリア形成に直結する分野の学生が多い印象でした。
- 英語能力
- 参加者の多くは英語が共通言語ですが、初級の日本語も学んでいる学生がいました。
- 専門用語や技術的な内容が理解しやすいように、簡潔で視覚的な説明を心がけました。
- 目的意識
- 日本の安全衛生基準や職場環境について深く学びたいという強い意欲を持つ学生が多数。
- 日本企業でのインターンシップや就職を見据えた参加者も多く見受けられました。
このような多様な背景を持つ参加者たちが一堂に会し、日本の安全衛生に関する重要な知識を共有できたことは、非常に意義深いものとなりました。
ワークショップの内容
- 日本の安全衛生基準の基礎知識
日本の労働安全基準や工場内の規則について、グループワークをしながら英語で解説しました。具体的な例を交え、学生が実際の現場で活かせる知識を習得できるよう工夫しました。
- 実践的な安全対策の体験
- KYTシートの作り方
- 5S活動
- リスクアセスメントの実施
- 多文化環境でのコミュニケーション
安全確保には、言語や文化の壁を超えたチームワークが必要です。ワークショップでは、簡単な日本語フレーズも紹介しながら、コミュニケーションの重要性を伝えました。
学生たちの反応
参加した海外大学生たちは、
- 「安全衛生の重要性を学べて、日本の現場で働くイメージが湧いた!」
- 「英語で説明してもらえたので、内容がよく理解できた。」
- 「安全対策の具体的な手順を実際に体験できたのがよかった。」
といったポジティブな感想を述べてくれました。
ワークショップの様相
今後の展望
このような安全衛生講習を通じて、海外からの学生が安心して日本で学び、働ける環境を提供していきたいと考えています。また、ASCA TECH LAB事業を通じて、日本企業・海外学生との国際交流の機会を増やし、多様性を尊重した学びの場を広げていく予定です。今回の取り組みが、学生たちの安全意識向上と日本での実践的学習の第一歩となることを願っています!