HBCD

概要: ダイヤモンドバニシングシステム
1. バニシングを行う前に、切削面の粗さがRa 4未満であることを確認してください。粗さがRa 4より高いとダイヤモンドチップにダメージを与える可能性があります。Ra 4を達成できない場合は、ダイヤモンドバニシングツールを使用する前に、ローラーバニシングツールで表面をRa＜4までバニシングすることをお勧めします。
2. ダイヤモンドの先端を部品の回転軸に合わせ、バニシングする表面に対して垂直にします（可能な場合）
3. ツールホルダはダイヤモンドチップが装着された状態でお届けされます。スプリングシステムにより、最大1.0mmの圧縮が可能です。ただし、ダイヤモンドが部品表面に与える圧力は、鉄系材料で0.1mm、非鉄系材料で0.005mmを超えないようにすることをお勧めします。
4. 送り速度：f=0.05～0.20mm/turnで加工してください。より良いバニシング仕上げの達成、ダイヤモンドの損傷を避けるために、常にクーラント液を使用しながら作業してください。

特徴
・スライド式旋盤で様々な形状の外径加工用に設計されたバニシングツール
・センターシャンク
・ヘッドにはダイヤモンドチップの圧力を調整するための内部スプリングシステムが装備されており、ワークへ均質に圧力がかかります（図1）
・硬度63HRCまでの様々な材質のワークに対応可能
・工具寿命を延ばすために、ダイヤモンドチップを様々な位置に配置することが可能