使い慣れた機械に最新技術を追加!工作機械レトロフィットの有効性
2022.10.19 CNC、PLC、メンテナンス、ものづくり企業IoT、工作機械
工作機械や工場設備は、20年から30年の長期にわたって、整備をしながら使用する、ということもあります。
しかし、制御盤に搭載する制御機器や機械設備は、その間に様々な最新機器が登場し、多くの利便性や精密性を満たす最新の工作機械なども販売されています。
そんな多くの工場管理者が抱える
最新機器の機能を取り入れたい!
でも今までの機械も使いやすい部分がある!
というジレンマには、レトロフィットという方法があります。
レトロフィットとは?
レトロフィットとは、機械の整備等に合わせて最新機器を追加改造するなどの措置を行い、既存の設備を使いやすくすることを言います。
レトロフィットを行えば、今までの使い慣れた工作機械や工場設備、
CNCなどの工場の機器に最新技術を導入することができます。
レトロフィットのメリット
レトロフィットの主なメリットは以下のようなものがあります。
- 通常の整備同様、機器の延命化
- 既存の設備の高機能化
- 低コストで最新技術の機器を導入
- 使い慣れた機器を継続して使用できる
つまり、今までの使い慣れた機器を使い続けながら、
最新の制御機器の機能を追加することが低コストで可能となります。
レトロフィットで行う作業
レトロフィットを導入したいと考えた場合、以下のような作業を行います。
- 事前打ち合わせ
- 現場調査
- レトロフィットによる機能追加や整備範囲の確定
- 改造、整備作業実施
- レトロフィット改造後の機能説明
通常の整備作業と同様の工事期間で、
最新の機能を追加することが可能となる場合もあります。
西部商工で対応可能なレトロフィット
メリットが多いレトロフィットですが、
西部商工で対応可能なレトロフィットもあります。
さらにレトロフィットに関連した様々なサービスも提供することが可能です。
- PLCバージョンアップ/置換え
- 修理/工事
- バックアップ作業/診断レポート
- 社内トレーニング(SIEMENS製品のみ)
- 部品提供(SIEMENS製品のみ)
レトロフィットは、工場の設備を最新機種へ更新するのではなく、
既存の設備の改良ですので、既存の設備の特性と最新の制御機器との相性など、
作業時に考慮しなければならない項目が増えます。
これには相応の技術力と現場対応力が要求されます。
西部商工では、過去の多くの実績から、よりよい形での工場機器のレトロフィットをご提案いたします。