ソリューションブログ

ローレット加工を行うためには、工具（ホルダー）と駒の両方が必要です。

工具（ホルダー）は、ローレット加工を行うための基本的な装置であり、駒を保持するための枠組みです。ホルダーは、ローレット加工機に取り付けられ、駒を正確に位置させて加工を行うための重要な役割を果たします。一方、駒は、ホルダーに取り付けられ、ローレット加工のパターンやデザインを作成するために使用されます。駒にはさまざまな形状やサイズがあり、加工される材料や加工方法に応じて適切な駒を選択する必要があります。

したがって、ローレット加工を行う際には、適切なホルダーと駒の組み合わせが必要ですが、駒とツールが別のメーカーであっても、相互性がある場合があります。たとえば、駒が一つのメーカーから提供され、ホルダーが別のメーカーから提供される場合でも、それらは互いに適合し、効果的に使用することができます。

このような場合、駒とツールの相互性を確認することが重要です。メーカー間での調整や互換性の確認が必要な場合もありますが、一般的には、ローレット加工に使用される駒とツールは、同じ種類の加工に使用されるため、互換性が期待できます。

日本国内には、ローレット工具商流は2つな種類があります。

まず1つ目は、工具や駒を顧客の要求に基づいて製作するメーカーです。このタイプのメーカーは、材質の変更などの細かい要望にも応じることができます。ただし、標準的な商品が用意されていないため、納期が遅い場合があります。

そして2つ目は、標準的な工具や駒を提供しているメーカーです。この種類のメーカーは、ローレットに特化した専門家が多く在籍しています。そのため、豊富なノウハウを持ち、相談に乗ることができます。また、標準商品も用意されているため、納期が速いのが特徴です。日本国内には、ローレット工具を提供している企業は1社しかありませんが、海外からの製品も多く流通しています。そのため、海外からの発送に関連する送料などが高額になることがあります。

ローレット工具を初めて購入する際には、まず自身のニーズや目的を考慮し、それに合った製品を提供しているメーカーに問い合わせることが重要です。以下に、2つの種類のメーカーに問い合わせる際のアプローチを提案します。

1. 製作が必要なメーカーへの問い合わせ:
   ・自身の要望や予算、使用目的などを詳細に伝えることが重要です。
   ・ 製品のカスタマイズや材質の変更が可能であることを確認し、製品の仕様や納期、価格などについて明確な情報を得ることが大切です。
2. 標準的な工具や駒を提供するメーカーへの問い合わせ:
   ・自身の経験レベルや用途、予算などを伝えることが重要です。
   ・メーカーによって提供される標準商品やサービス、ローレットに関する専門知識やサポート体制などを確認し、自身のニーズに合った製品を選択することが大切です。

ローレット加工の経験がない場合でも、メーカーの担当者が親切にアドバイスしてくれるはずですので、ご安心ください。

西部商工は加工テスト承ります

当社、西部商工株式会社は、Integiというメーカーの製品を取り扱っております。Integi社の特徴は以下の通りです。

• 幅広い標準品のサイズ展開や種類が豊富(駒160m種類以上、工具３０以上)であり、国内では手に入りにくい製品も提供しています。
• 在庫品であれば、注文から1週間以内にお届けすることが可能です。
• 技術的な質問にも丁寧に対応し、顧客の疑問や要望に応えます。
• 特殊駒の製作も可能であり、顧客のニーズに合わせた製品を提供します。
• 必要に応じてホルダーの追加工も行います。
• 在庫品の場合、迅速な見積もり回答を行い、顧客のニーズに迅速に対応します。
• 外科や歯科器具など、さまざまな分野においても加工を行うことができます。

また、弊社ではテスト加工の手伝いも行っております。新しい駒やツールを導入し、ローレット加工を行う前に、実際の加工を行って効果や精度を確認することが重要です。弊社では、お客様が安心して製品を導入できるよう、テスト加工に関するサポートも行っております。加工条件や材料に合わせた最適な設定や、加工プロセスに関するアドバイスを提供し、お客様のニーズに合った最適な解決策を見つけるお手伝いをいたします。